レッドソックスが32歳右腕キャッシュナーを獲得 ア東地区3位から巻き返し期す

オリオールズからレッドソックスへの移籍が報じられたアンドリュー・キャッシュナー【写真:Getty Images】
オリオールズからレッドソックスへの移籍が報じられたアンドリュー・キャッシュナー【写真:Getty Images】

同地区オリオールズと交換トレード、今季9勝3敗、防御率3.83と健闘

 レッドソックスは13日(日本時間14日)、同地区のオリオールズへマイナー2選手を送り、32歳右腕のアンドリュー・キャッシュナー投手と金銭を獲得したと発表した。

 昨季覇者のレッドソックスが早くも動き始めた。現在は、ヤンキース、レイズに次ぐア・リーグ東地区3位につけるレッドソックスは、4月にネイト・イオバルディを右肘の怪我で欠いて以来、先発5番手が定まらずにいた。イオバルディは今季中に戦列復帰しても救援として起用されることが見込まれており、これから激化するであろう地区優勝争いとプレーオフ進出争いに向けて、早々と先発強化に乗り出した。

 これでレッドソックスの先発ローテは、クリス・セール、デビッド・プライス、エドゥアルド・ロドリゲス、リック・ポーセロ、キャッシュナーとなり、メジャー屈指の強力ローテとなる。

 キャッシュナーは2008年ドラフト1巡目でカブスに入団。その後、怪我などの不運にも見舞われ、パドレス、マーリンズ、レンジャーズ、オリオールズと渡り歩き、ここまでメジャー通算275試合に投げ(182先発)、55勝82敗、防御率4.00の成績を残している。

 レッドソックスからは、ノエルバース・ロメロ内野手とエリオ・プラド外野手がオリオールズへ移籍。2人はともにベネズエラ出身の17歳で、現在はドミニカン・サマーリーグでプレーする若手有望株だ。

 現地12日終了現在、地区首位ヤンキースとは9ゲーム差の3位、ワイルドカード争いでは2位インディアンスに1ゲーム差の4位につけるレッドソックス。7月31日のトレード期限前に、まずは先陣を切って動き出した。

(Full-Count編集部)

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