大谷翔平、2度目の“花巻東対決”は? 菊池が15日に先発も、指揮官「まだ分からない」

エンゼルス・大谷翔平(右)【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(右)【写真:Getty Images】

継投ノーノーを達成した前夜を振り返り「最もスペシャルかもしれない」

■エンゼルス – マリナーズ(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地マリナーズ戦に「3番・DH」で7試合連続でスタメン出場する。試合前にはブラッド・オースマス監督が報道陣に対応。14日(日本時間15日)の対戦ではマリナーズの菊池雄星投手が先発予定だが、指揮官は「まだ分からない」と語り、大谷の先発については明言しなかった。

 急逝したタイラー・スカッグス投手の追悼試合として行われた前日のマリナーズ戦に13-0で大勝したエンゼルス。先発した“オープナー”のコール、2番手のペーニャにより、史上13度目の継投でのノーヒットノーランを達成した。スカッグスに捧ぐ1勝を快挙で掴み、指揮官は「もちろん。最も(スポーツ史上で)スペシャル(な瞬間)かもしれない」と振り返った。

 試合から一夜明け、指揮官の下にも知人らからの連絡が殺到したようで「昨日の試合に関して受け立ったメールの数は信じられないくらいだった。西海岸の夜に試合が行われたから、この国の多くの人が寝ている時間だったが、今朝このことを知った人や昨日遅くまで起きて見ていた人を含め、アナハイム以外の多くの人の心にも響いた」とコメント。

 さらに、スカッグスの誕生日が7月13日で、チームが初回に7得点、試合を通して13安打13得点を奪ったことについても「そうした試合の数字を見たよ。昨夜ハイライトを見るまでは気づかなかったものもあった。彼の誕生日は7月13日。驚くべきことだ。こんな台本が書けるかすら分からない。こんな台本を書くためには、あらゆる想像力が必要となるね」と語っていた。

 14日(日本時間15日)の試合ではマリナーズは菊池雄星投手が先発する予定。大谷翔平投手との2度目の対戦の可能性があるが、オースマス監督は大谷の出場について「まだ分からない。今日の試合を見てからだね」と明言せず。報道陣に「明日のシアトルの先発は?」と逆質問し、メディアからの「キクチ」との回答で輪に笑いが起こる一幕もあった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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