田中将大、後半戦初先発は2被弾も6回2失点好投 QS達成で約1か月ぶり6勝目
約1か月ぶり白星も3連勝、味方が3失策も好投で79球降板
■ヤンキース 4-2 ブルージェイズ(日本時間15日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ブルージェイズ戦で後半戦初先発。6回4安打2失点5奪三振無四球と今季10度目のクオリティ・スタート(QS、6回以上を自責3以下)を達成し、今季6勝目(5敗)を挙げた。白星は6月17日(同18日)のレイズ戦以来、約1か月ぶりとなったが、勝敗がつかない試合が続いていたため、自身3連勝となった。ヤンキースは4-2で勝利した。
田中は初回、ソガードを1球で遊飛に仕留めるも、ガルビスは一二塁間へのゴロ。二塁トーレスがスライディングで止めるも、一塁への送球は逸れて内野安打に。さらに送球エラーでガルビスは二塁に進んだ。しかし、速球で3球三振。ビジオは外角へのスライダーで見逃し三振と連続三振で無失点に抑えた。
2回はゲレーロJr.を遊ゴロ、スモークを見逃し三振、グリチャクを遊ゴロと3者凡退。すると、その裏に打線はウルシェラの2点タイムリーで先制に成功する。
3回は先頭ジャンセンに右前打を許し、1死から二塁トーレスのエラーで一、二塁となるも、ガルビスは中飛、グリエルJr.は左飛で無失点。味方のミスを好投でカバーすると、4回はわずか8球で3者凡退に仕留めた。
しかし、5回は先頭グリチャックに速球を右中間に運ばれ、ソロ本塁打を被弾。さらに、2死となってからソガードにも高めの速球を右翼スタンドに運ばれ、同点に追いつかれた。続くガルビスは一ゴロに仕留めるも、ルメイヒューからベースカバーに入った田中への送球が逸れる。内野陣のこの試合3つ目のエラーで出塁を許したが、続くグリエルJr.の三塁ベースに当たった痛烈な打球を三塁手ウルシェラが好捕。好守に救われ、勝ち越し点は許さなかった。
その裏、ヤンキースは2死一、三塁のチャンスを作ると、相手先発ストローマンが暴投。三塁からウルシェラが本塁を狙い、1度はアウトと判定されたが、チャレンジで判定が覆りセーフ。すぐに勝ち越しに成功した。
直後の6回、田中はビジオを左飛、ゲレーロJr.を三ゴロ、スモークを二ゴロと8球で3者凡退。この回は味方の好守備が次々と飛び出した。田中はここで降板。後半戦初戦は79球を投げてストライクは56球。防御率は3.81となった。
ヤンキースは7回にトークマンのソロ弾が飛び出して快勝。ブルージェイズに本拠地で勝ち越し、59勝32敗と貯金27で首位を快走している。
(Full-Count編集部)