大谷翔平、菊池との2度目対戦は無安打「うまい具合に抑えられた」

本拠地でのマリナーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
本拠地でのマリナーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

第4打席で元ハムの同僚バースから安打「バースは特別」

■エンゼルス 6-3 マリナーズ(日本時間15日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地マリナーズ戦に「3番・DH」で8試合連続でスタメン出場し、2打数1安打1打点だった。今季2度目の対戦となったマリナーズの菊池雄星投手の前に2打席無安打に終わり、試合後は「打席の中では前回との違いはあまり感じなかったですけど、試合の流れとしてはうまい具合に抑えられていた。その中でみんな粘って球数を投げさせていましたし、いい取り組みだったかなと思います」と振り返った。

 メジャー2度目の“花巻東対決”は、第1打席がフルカウントからの7球目の変化球を大谷が見極めて四球、3回1死での第2打席では外角のスライダーに大谷のバットが空を切り空振り三振。2打席無安打に終わった。それでも、5回無死満塁での第3打席では、2番手の元ヤクルトのマット・カラシティー投手から左翼への同点犠飛を放ち、メジャー通算100打点目をマーク。さらに第4打席では、日本ハムでチームメートだったアンソニー・バース投手と対戦し、一塁強襲の内野安打を放って2試合12打席ぶりの安打とした。

「打点を取りに行くことはないですけど、今日みたいなシチュエーションで最低限必要な仕事として、そういうものを積み重ねていければいい。チームとしては僕が打点取れれば、前のバッター、その前のバッターに甘い球が多くなるので、そういう意味で大事」。メジャーで100個積み重ねた打点について、こう語った大谷。現在の状態については「4日の休みを挟んでいるので、休み前と比べてどうかというのはないですけど、悪くはないんじゃないかと思っています」とコメントした。
 
 この日4打席で対戦した3人の投手はいずれもNPBでプレー経験のある投手。「それを特に意識することはないです。バースはもちろん特別ですけど。素晴らしいボール投げていたと思いますし、たまたまいいところに飛んでくれましたけど、どの打席でもいい球来ていた。敵チームですけど活躍してくれるというのは、元チームメートとしては嬉しい」と、2016年に日本ハムで共に日本一に輝いたバースの好リリーフを喜んでいた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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