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甲子園V監督が考える初戦の難しさ 集中力高めるために飲ますコーラの威力

各地で甲子園への切符をかけた熱戦が始まっている。今春の選抜を制した東邦(愛知)が2回戦で敗れ、健大高崎(群馬)が初戦で敗退するなど、夏に勝つことの難しさを改めて感じさせられる。毎年のように優勝候補として挙げられるチームへかかるプレッシャーは相当なもの。春夏あわせて30回の甲子園出場を誇る智弁学園(奈良)で、自身も選手として1回、監督として10回、甲子園出場の小坂将商監督に、初戦の入り方について尋ねた。

コーラにたどり着いた指揮官 「チョコレートだと喉に詰まる」「生徒に呪文をかけているようなもの」

 一昔前なら炭酸飲料禁止というチームもあったような気がするが、それどころかベンチに持って入るクーラーボックスにコーラが常備されているのだ。「全員が集中力を持続できる子ばかりではない」と集中力アップに効果のある糖分を摂らせるために始めたという。チョコレートだと夏場は喉を通らなかったり、飴だと時間がかかる。ガムは見栄えが悪いなどなど試行錯誤した結果、コーラに辿り着いた。

「(効果は)目に見えてはないですけど、ちょっと集中力持っているんじゃないかなとは思います。選手たちに呪文をかけているようなもんですね(笑)」

 効果があるのかは分からないが、集中力が高まると聞いてコーラを飲んでいる選手たちにとって少なからず安定剤にはなっているはずだ。

 もちろん、選手だけでなく監督も心の準備が必要である。「インタビューは緊張しますけど、試合は1度も緊張したことがありませんね」と胸を張る小坂監督だが、公式戦の日は誰よりも早くグラウンドに姿を現す。さらに過去には、「試合前に“人”という字を掌に3回書いて飲み込む姿を見ました」という卒業生もいて、甲子園常連校を率いる指揮官でさえも毎回相当な緊張に襲われていることが分かる。

「全部の高校を倒す気持ちでやってきました」と話すように、この夏はいつも以上に力が入っている。2年間遠ざかっている聖地への切符をかけた戦いがいよいよ始まる。

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