大谷&トラウトをさらに脅威に? フレッチャーは「脅威を増大させている」

エンゼルス・大谷翔平(左)とデビッド・フレッチャー【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とデビッド・フレッチャー【写真:Getty Images】

フレッチャーは今季打率.298、出塁率.362「常に出塁してくる」

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地アストロズ戦で「3番・DH」で9試合連続でスタメン出場する。14日のマリナーズ戦では2打数1安打1打点。メジャー通算160試合出場で100打点を記録した。打率を3割に戻したスラッガーと2番のマイク・トラウト外野手の「トラウタニコンビ」は対戦チームの脅威となっているが、同地区の捕手は2人のインパクトを増大させる黒子役の存在を指摘している。

「トラウトとオオタニのコンビの脅威は絶大だ。MLBでもトップクラスのインパクトの持ち主だと思う。だが、個人的にはエンゼルスの1番打者の存在が彼らの脅威を増大させていると思うんだ」

 こう語ったのはマリナーズのトム・マーフィー捕手だった。今季打率.305、30本塁打、75打点の2番・トラウトは自身3度目のMVP最有力候補に挙げられる言わずと知れた強打者だ。そして、3番の大谷も打率.300、14本塁打、39打点と打撃好調をキープしている。

「トラウタニ」と呼ばれる中軸コンビだが、オールスターに初選出される大ブレークを果たしながらも右脛骨折で戦線離脱したトミー・ラステラ内野手の代わりにリードオフマンを務めているデビッド・フレッチャー内野手の存在が効いているとマーフィーは話す。

「1番にフレッチャーがいるので、彼らの脅威が増している。なぜなら彼は常に出塁してくる。彼を一塁に置いた状態で、トラウトとオオタニに対峙しなければいけない。フレッチャーが出塁していなければ、ストライクゾーンギリギリのところで勝負できる。四球でも仕方ない。でも、一塁が埋まった状態なら、あの2人の脅威はさらに増すことになるんだ」

 内外野を守れるユーティリティープレイヤーのフレッチャーだが、今季は打率.298、出塁率.362と打撃も好調。今季5本塁打という秘めたパンチ力に加え、32四球を選ぶなど、1番打者としても存在感を発揮しているという。

 昨季メジャーデビューし、同期で仲良しの大谷とのスーパーマリオポーズでも有名なフレッチャー。この日のアストロズ戦でも「1番・三塁」でスタメン出場する。打線好調のエンゼルスで主軸を輝かせる、いぶし銀の働きは対戦チームからも高く評価されている。

(Full-Count編集部)

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