前田健太、今季初救援で初ホールド! 捕手絶賛「えげつなかった。最高の球」
1点リードの8回から3人斬り
■ドジャース 2-1 マーリンズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手が19日(日本時間20日)、本拠地マーリンズ戦で今季初めて救援登板。1回無安打無失点2奪三振の快投を見せた。チームは2-1で勝利。先発の柳賢振が11勝目(2敗)を挙げた。
前田は8回から2番手としてマウンドへ。先頭クーパーをスライダーで空振り三振に仕留めると、アンダーソンは2ストライクから直球で空振りを奪い3球三振。最後はカストロをスライダーで三ゴロに仕留めた。1点差の痺れる展開で結果を残し、「まさかあの場面で投げると思っていなかった。そんなに入れ込みすぎず、落ち着いて投げられたと思います」と振り返った。
17日(同18日)の敵地フィリーズ戦に先発したものの、2時間超に及ぶ降雨中断の影響で2回無安打無失点3奪三振、わずか35球で降板。ロバーツ監督は23日(同24日)のエンゼルス戦に先発する前に救援で登板させる方針を明らかにしていた。「ブルペンで投げるのではなくて実戦でも投げられた。いい調整というかしっかり抑えることができた。ある程度、感覚は維持できると思います。前回も2イニングしか投げられていないので、そういう意味ではいい意味で状態を維持できるかなと思います」と手応えを口にした。
捕手のラッセル・マーティンは「彼の(今季)初めて救援として登板する彼の姿は良かったよ。彼の武器で打者を攻めているところがね」と笑顔。「えげつなかったね。間違いないよ。登板するのがわずか1回(イニング)だけなら、ベストな(状態の)球も投げやすくなる。今日の彼は、彼の中での最高の球を披露してくれたよ」と称賛の言葉を並べていた。
今季初の救援登板は、指揮官の期待に応えてパーフェクトの快投。12球を投げてストライクは10球で、防御率は3.71となった。次回登板は23日(日本時間24日)のエンゼルス戦で先発する。「いつも通りの調整に戻して、火曜日に向けて調整したいなと思います」と前を向いていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)