ロッテ移籍の石崎、バット粉砕の“剛球”極め1軍へ 「もっと面白い勝負ができる」
阪神からロッテにトレード移籍し、現在はファームで調整する石崎
後半戦からの巻き返しを図るロッテに、阪神からトレードで入団した石崎剛投手。「大きなチャンスをいただいた。チームのために少しでも力になれるように頑張っていきたい」と入団会見で語った右腕の今を取材した。
7月某日。ファーム公式戦を控えたロッテ浦和球場では、新チームメートとともに、時折談笑しながらも、大粒の汗を流しながら練習メニューをこなす石崎の姿がそこにあった。
「日に日にチームに慣れてきつつありますし、いい感じかなと思います」
入団会見では「結構シャイなので、どんどん声をかけていただけたら」と話していた石崎だが「皆さん積極的に話しかけてくれます。皆さん良い方ばかりで話しかけやすいです。入ってすぐに声をかけてくれたのは阿部(和成)さん」と、すぐに打ち解けた。
7日の会見終了後、試合前の井口監督に挨拶をした際「期待しているよ」と声をかけられたという石崎。その期待に応えるべく、現在はファームで調整を続けている。
「状態も良くなってきつつはありますが、自分の納得出来るボールや、ゲームで求めているもの。三振だったり、『バットを折る』じゃないですけど、それくらいの力強さを、もう少しゲームの中で見せられたらというのがあります。しっくりきていないのは、そこくらいです」