鷹・工藤監督、3勝9敗のロッテに「苦手意識はない」森は守護神復帰、今宮も昇格へ

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

代役守護神を務めていた甲斐野はセットアッパーへ「明日からは後ろに繋ぐ気持ちで」

 ソフトバンクは22日、ヤフオクドームで先発投手陣が練習を行った。その間、工藤公康監督は外野のウォーキングで汗を流しながら、投手陣の動きに目を光らせた。

 今季最長の連敗を「6」で止めて本拠地に戻った指揮官。本拠地は23日からの「鷹の祭典」6連戦に向けて外野フェンスの模様替えを行っている最中で「(鷹の祭典は)ファンの方がたくさん来てくださるので、いい試合をする中で勝たないといけない。地に足をつけてやりたいと思います」と、球団にとってシーズン最大のイベントに意欲を示した。

 6連戦の最初のカードは、ここまで3勝9敗と苦戦が続くロッテ戦だ。工藤監督は「苦手意識はないですよ」としながらも「貯金を作らせている状態なので、明日からの3つでしっかり勝ち越したい。まずは明日の試合で勝てるように。隙のない野球を見せないといけないと思います」とした。

 その初戦は高橋礼に託す。「先制点をあげないようにという気持ちを持って投げてくれたら。彼のボールは(スピード)ガン以上に速く感じるので、自信を持って投げてほしいです」と指揮官。連敗を止めた21日の楽天戦から復帰した森唯斗については「昨日は復帰戦だったので8回を任せました」と、23日からの守護神復帰を示唆した。

 森不在の間、守護神を任せた甲斐野央について「抑えは抑えとしての、セットアッパーはセットアッパーとしての大変さがありますからね。その両方をやれたのは(甲斐野にとって)いい経験になったと思います。明日から後ろにつなぐという気持ちでいけば、いい結果が出ると思います」と語った。今宮健太の1軍復帰に関しては「状態を確認してもらってから。OKであれば上げることを予定しています」と語っていた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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