マ軍球宴野手、イチロー氏への思い語る 「何も変わらないイチでいてくれる」
オールスターにも出場したボーゲルバック内野手はイチロー氏に感謝
3月に東京で行われたメジャー開幕戦を最後に現役引退したイチロー氏。現在は会長付き特別補佐とコーチも兼務し、マリナーズの選手や3Aの原石に指導の日々を過ごしている。天才安打製造機と呼ばれたレジェンドの助言に感謝するのが、今季オールスターに選出されたダニエル・ボーゲルバック内野手だ。
「メジャーで勝つことは簡単じゃない。確かに勝てていないし、連敗することもあるけれど、みんなこのチームの未来を楽しみにしているんだ」
開幕直後のスタートダッシュに成功したマリナーズだが、連敗を重ね、現在はア・リーグ西地区最下位に転落している。米4大スポーツ史上最悪となる18シーズン連続のプレーオフ進出失敗の悪夢がおぼろげながら迫っているが、ボーゲルバックは先を見つめていた。
26歳のスラッガーは今季序盤に打撃の才能を開花させた。23本塁打はメジャー19位タイ。キャリア初の球宴出場も果たした。
「ホームランが増えた理由は投手に対する理解が増えたこと。あとはハードヒットできていること。そうすれば、いいことが起こるんだよ。ホームランを打つ秘訣はストライクだけ振ること。ストライクを狙うのみ」