広島OBの北別府氏が持論「暴力は許されない」も…「野間への期待と熱い思い」

広島・緒方監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方監督【写真:荒川祐史】

ブログで持論を綴る「監督が就任して直ぐのドラフトで惚れ込んで一位で指名した選手が野間」

 広島OBの北別府学氏が25日、自身のブログを更新。緒方孝市監督が野間峻祥外野手を平手で叩くなどして、厳重注意処分を科されたことについて、持論を綴った。

 北別府氏は「私の考え」とのタイトルでブログを更新し、「私は選手時代、コーチ時代、解説者になってから、子供達のコーチをしている時も手を挙げた事は一度もありません。熱い感情が足りていなかったとは思わないのですが、全権の責任を取らなければいけない立場ではなかったということもあります」として、「監督は全ての責任のかかる立場ですからどれほど大変なことかと常日頃思っています」と、プロ野球監督の大変さにも言及した。

 また、現役時代に監督や寮長から「ゲンコツ」を受けたこともあったと告白。「しかし、何とか成績が残せたのはその指導のお陰と感謝していますし、今でも交流のある存在です」とも綴っている。

 今回の件については「緒方監督の野間に対しての期待と育てたいという熱い思いを知っていますし、見てきました。監督が就任して直ぐのドラフトで惚れ込んで一位で指名した選手が野間」と2人の関係についても言及。そして、「また、野間という選手は監督が惚れ込んだほどの能力がありながら生かしきれず、どこかのほほんとした部分があり、とうとう監督は今こいつを何とかしなければと思ったのではないかと」と緒方監督の気持ちを推測した。

 一方で、「暴力は決して許されるものではない」とも指摘。そのうえで「ましてやこのご時世、様々な問題が起きている中、それが分かった上で野間を思いやってしまった監督のこの度の行動だろうと思うのです」とした。最後は「大連敗の後、最近の熱い試合を見せてもらっています! ここはチームが一丸となった素晴らしいゲームを期待しようではありませんか」と締めくくった北別府氏。広島が勝ち星を重ねることを期待していた。

(Full-Count編集部)

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