西武、3タテ阻止 山川の先制打&逆転弾に辻監督はニヤリ「予告しただろ?」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

延長10回に相手失策でサヨナラ勝ち、先発ニールには「よく頑張った」

■西武 8-7 日本ハム(28日・メットライフ)

 西武が28日の日本ハム戦(メットライフ)で延長戦の末にサヨナラ勝利をおさめ、同一カード3連敗を阻止した。楽天が敗れたため、チームは3位に浮上した。

 西武は1点を追う3回、山川の左翼ポール際への31号2ランで逆転。4回には岡田の適時二塁打、秋山の適時打でリードを広げ、2点差になった6回には源田の適時内野安打、山川の押し出し四球で突き放した。しかし、8回に平井が中田にバックスクリーンへ23号ソロを運ばれ3点差とされると、9回は抑えの増田が近藤に同点3ランを浴び、土壇場で追いつかれ延長戦に突入。延長10回裏、1死から木村がこの日4安打目となる中安打で出塁すると、続く秋山のゴロを日本ハムの遊撃手・中島卓がファンブルする間に木村が一気にホームに還り、西武がサヨナラ勝利を収めた。

 山川が先制適時打、逆転弾と2安打4打点の活躍でチームに貢献した。指揮官は「『アイツが打つよ』って予告しただろ?」とニヤリ。「一昨日くらいから調子がよかった。これから打つでしょう」と早くも80打点を突破した4番の打棒に期待を寄せた。

 先発のニールは自己最長7回を投げ、6安打3失点と試合を作った。辻監督は「よく頑張った。勝利投手の働きをしてくれたし、一番安定している」とねぎらった。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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