ロッテ井口監督、清田サヨナラ打に満足「一番最後の一番いい場面で、一番の代打」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

4カードぶりの勝ち越し「こういう戦いがもっともっとできれば」

■ロッテ 4-3 楽天(28日・ZOZOマリン)

 ロッテは28日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで楽天と対戦した。同点の9回、無死満塁から代打・清田がサヨナラ安打を放ち、4-3で勝利。4カードぶりのカード勝ち越しを飾った。

 前夜はシーソーゲームを制したロッテ。この日は2回に7番・中村の14号2ラン、4回に荻野の適時打が飛び出し3点をリードする。しかし5回に先発・種市が3番・浅村の21号ソロと途中出場の5番・渡辺佳の適時打で2点を失うと、6回から登板した東妻が山崎剛にプロ初本塁打を浴び、3-3の同点とされた。

 5回以降、無安打に抑えられていたロッテ打線は9回、楽天3番手・青山から先頭井上がこの日3つ目の四球を選び出塁。代走に起用された岡が続く中村の初球に盗塁を決めると、申告敬遠と柿沼の犠打野選で無死満塁とサヨナラの好機を作った。ここで「現時点で一番の代打」と井口監督の信頼も厚い清田が登場。1ボール1ストライクからのストレートを右翼へはじき返し、サヨナラで後半戦初となるカード勝ち越しを決めた。

 試合後に「一番最後の一番いい場面で、一番の代打を出せたことが勝因」と語った井口監督。「最後はヒロミ(岡)が走ってくれた。カキ(柿沼)もしっかり(バントを)決めて、いい形で最高の代打を送れた」と、代打で連日の殊勲打を放った清田、その前にノーヒットで好機を作った攻撃陣に満足げな表情で賛辞を送った。

「こういう戦いがもっともっとできればと思います。最後に逆転できる力はだんだんついてきていますので、本当に残りシーズンいい形でいければ」

 今季飛躍的に増加した本塁打だけではなく、自らが求める足を絡めた攻撃も意識しながら、上位進出へ向け、最後まで戦い続ける。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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