楽天、事故死のファンミルを追悼「突然の訃報、残念でなりません」
「34歳の若さでお亡くなりになりました。心よりお悔やみ申しあげます」
楽天は30日、ルーク・ファンミル投手(享年34)が死去したことを受けて、球団公式ツイッターを更新。「2014シーズンに東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していたファンミル選手が34歳の若さでお亡くなりになりました。突然の訃報、残念でなりません。心よりお悔やみ申しあげます。安らかにご永眠されますようお祈りいたします」と声明を出した。
オランダ出身のファンミルは2014年に楽天に所属。球界最長身である216センチの長身を生かした角度のある投球を武器にしていたが、わずか7試合の登板、防御率4.15と目立った成績を残すことはできなかった。その後はMLBや母国のオランダのチームに所属し、2016年からはオフに開催されるABL(オーストラリアン・ベースボールリーグ)に毎年参戦。08年北京五輪、13、17年WBC、15年プレミア12ではオランダ代表としてプレーしていた。
昨年12月にはオーストラリアでのハイキング中に頭部を骨折する大事故に遭った。「脳出血、14か所の頭蓋骨骨折、鼓膜の破裂、4か所の出血」の重傷を負ったが、1月にはプレーの許可を得るなど順調に回復。レギュラーシーズン中に復帰し、プレーオフでは4回2/3を投げて防御率1.93を記録。チームのリーグ4連覇に大きく貢献していた。ファンミルが所属していたブリスベンは公式ツイッターで「ファンミルは24時間内にヨーロッパで死亡事故に遭った。ご家族、ご友人に哀悼の意を表します」と伝えていた。
(Full-Count編集部)