DeNA上茶谷、球団新人記録更新の6連勝は「本当に野手の皆さんのおかげ」

DeNA・上茶谷大河【写真:荒川祐史】
DeNA・上茶谷大河【写真:荒川祐史】

3試合白星がなく「負けてもおかしくない試合もあった」が…「野手の方に助けられた」

■DeNA 6-2 ヤクルト(30日・横浜) 

 DeNAの上茶谷大河が自身約1か月ぶりの勝利となる6勝目を挙げた。5月18日のプロ初勝利以来、自身6連勝となった上茶谷は、新人投手の球団連勝記録を更新した。

 7回を投げて被安打3、失点は山田哲に打たれた2ランの2点のみだった。「真っ直ぐが感覚的によかった」という上茶谷は、スローカーブを混ぜるなど打者に的を絞らせない投球で、失点した4回以外はヤクルト打線に連打を許さなかった。初回からリードをもらう展開で、山田哲の本塁打で一度は追いつかれたが、「そこからしっかり、後のバッターを打ち取ろうという気持ちで投げた」と5回以降は無安打に抑えた。

 76球での降板となり、ラミレス監督も「今日は余力を残すぐらいの投球だった」と評したが、本人は「球数を見ていなかったので、自分では3桁いったかな、という感覚。150球ぐらい投げた気分」と、余裕はなかった。

 日中は30度を超える気温で、日が落ちた後も蒸し暑さの残るマウンドとなった。「かなり蒸し暑かったが、水分をしっかり取った」という上茶谷だが、「(出身地の)京都はかなり暑いので、もしかしたら耐性みたいなものがあるかもしれない」と笑顔を見せた。

 7月2日に5勝目を挙げて以来、3試合勝ち星がなかったが、負け投手にもならず、自身6連勝で新人投手の球団新記録を更新した。上茶谷は「最近3試合は早い回で降板したが、野手の方に助けられた。(連勝の)間で負けてもおかしくない試合もあったが、本当に野手の皆さんのおかげ」とバックの援護に感謝した。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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