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巨人原監督、史上13人目通算1000勝 歴代1位は1773勝の名将、通算監督勝利数を振り返る

NPBは今年3月、監督の通算勝利数を500勝ごとにリーグ表彰することを決めた。7月30日の広島戦で通算1000勝を挙げた原辰徳監督は、その適用第1号となった。

通算勝利1位は南海で23年間指揮を執った鶴岡一人の1773勝

 1位は南海ホークス一筋に23年間采配をとった鶴岡一人。勝利数、勝率、優勝回数(川上哲治とタイ)ともに1位。南海の黄金時代を築いた監督だ。南海1球団だけで1774勝は空前の記録。

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 2位の三原脩は、4位の水原茂と東京六大学時代からのライバル(三原が早稲田、水原が慶應)。ともに草創期の巨人に入り、監督になる。水原が巨人での監督が11年と長かったのに対し、三原は巨人は3年だけ。西鉄、大洋、近鉄、ヤクルトでも監督を務めた。

 3位の藤本定義は巨人の実質的な初代監督だが、のちに阪神の監督も務める。巨人阪神の監督を共に務めたのは藤本だけ。5位の野村克也は南海ではプレイングマネージャー、その後、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた。

 6位の西本幸雄は毎日の一塁手。大毎、阪急、近鉄で監督を務め8回優勝しているが、日本シリーズでは1度も勝っていない。7位の上田利治は現役時代は控え捕手。引退後西本幸雄のもとで監督修業を積み、阪急の黄金時代を築いた。

 8位の王貞治は通算868本塁打の史上最強打者だが引退後、巨人の監督を経てダイエーの監督に。今ではソフトバンクホークスの代表取締役会長だ。9位の別当薫は大阪(阪神)、毎日で活躍した強打者。毎日(大毎)、近鉄、大洋、広島で監督を歴任。選手育成には定評があったが1000勝以上監督で唯一シーズン優勝を経験していない。

 10位の星野仙一は中日のエース。中日、阪神、楽天で監督を務め、いずれもチームでもシーズン優勝を果たしている。11位の川上哲治は、巨人の大打者。空前のセ・リーグ9連覇を含み11回リーグ優勝は鶴岡一人と並ぶ最多タイだが、すべて日本シリーズでも勝っている。12位の長嶋茂雄はプロ野球最大のスター。2期にわたって監督を務めた。優勝5回。しかし監督就任1年目の1975年には巨人唯一の最下位を記録。

 こうしてみると、原辰徳はそうそうたる顔ぶれに名前を連ねたことがわかる。勝率も高く「名将」と言ってよいだろう。

〇巨人監督勝利数5傑

1川上哲治14年1866試1066勝739敗61分 率.591
(優勝11回日本一11回)

2長嶋茂雄15年1982試1034勝889敗59分 率.538
(優勝5回日本一2回)

3原辰徳12年1808試1000勝751敗56分 率.571
(優勝7回日本一3回)

4水原茂11年1409試881勝499敗29分 率.638
(優勝8回日本一4回)

5藤田元司7年910試516勝361敗33分 率.588
(優勝4回日本一2回)

 巨人では3人目の1000勝監督。1位の川上とは66勝差、長嶋とも34勝差であり、来年にも巨人最多勝監督になる可能性が大きい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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