オリ2連敗でストップ、西村監督は先制弾の吉田正を称賛「チームも盛り上がる」

オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】
オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】

6回4失点も8勝目の山岡は「本調子ではない」も…「次はビシっと行ってくれる」

■オリックス 8-4 ロッテ(31日・ZOZOマリン)

 オリックスは31日、敵地ZOZOマリンスタジアムでロッテと対戦。初回から3番・吉田正の20号2ランが飛び出すなど、4回までにロッテ先発・涌井から6点を奪取。ロッテ投手陣に14安打を浴びせて8-4で勝利し、連敗を2で止めた。

 初回から涌井を攻略した。1死一塁で3番・吉田正尚が2球目の高め直球を捉え、高々と舞い上がって右翼ホームランラグーンへ到達する2ラン。2年連続となる20号で先制すると、2回には先発・山岡と4試合目のバッテリーとなる8番・松井雅が1死二塁から、初球の直球をはじき返し1点を追加した。

 2-3と1点差に詰め寄られた4回2死一、三塁からは9番・安達、1番・福田の連続適時打、吉田正の押し出し四球で3得点。涌井をノックアウトした。山岡は計4点を失ったものの、8回、9回にも打線が追加点を奪い、8-4で逃げ切った。

 試合後の西村監督は「6回に点を取られましたが、8回9回の追加点が効いたと思います」と終盤に加点した打撃陣を評価。さらに「(吉田正の先制2ランは)ああいう形でゲームに入っていけるとチームも盛り上がるし、勢いに乗っていける。捕手の松井(雅人)も、いいところで打ってくれた」と、得点を重ねた打撃陣を称賛した。

 6回99球4失点で、自己最多タイの8勝目をあげた山岡については「本調子ではないでしょう。特に6回は、カウント球が甘いところに入ってきたのでもったいなかった。次はビシっと行ってくれると思います」と、変わらぬ信頼を寄せていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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