広島鮮やか逆転勝ち、首位巨人と4ゲーム差に 11連敗後は12勝3敗

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

7回にバスターエンドランで逆転&野村が5勝目、高卒3年目の坂倉がプロ初アーチ

■広島 8-2 巨人(1日・東京ドーム)

 セ・リーグ3位の広島は1日、巨人に8-2で快勝。この3連戦を2勝1敗で勝ち越し、首位・巨人とのゲーム差を4に縮めた。先発の野村が6回4安打3奪三振1失点で今季5勝目(3敗)。打線は松山が4回に同点の4号ソロ、7回に磯村の左前適時打で勝ち越すと、その後も得点を重ねた。

 1-1で迎えた7回、広島が一気に試合を決めた。無死一、二塁で野村の代打・磯村が勝ち越しの左前適時打。バスターエンドランが見事に決まり、巨人の先発メルセデスをマウンドから引きずり降ろすと、なおも無死満塁の好機で菊池涼が沢村から3点目の左前適時打を放つ。さらに1死から鈴木に中前2点打が飛び出し、この回4点を挙げた。

 これだけでは終わらない。3点リードの9回2死二、三塁で代打で登場した高卒3年目の坂倉がプロ初本塁打。駄目押しの3ランを右翼席に運んだ。

 広島は6月下旬から7月上旬にかけて1分けを挟んで11連敗を喫したが、その後は12勝3敗と鮮やかなV字回復。この3連戦は初戦を落として連勝は9で止まったものの、2連勝して底力を示した。巨人とのゲーム差は4、2位・DeNAとは0.5差。セ・リーグ4連覇へ向け、上位2チームを射程圏内にとらえた。

 一方、巨人は打線に元気がなく、4カード連続の負け越し。7月26日に支配下登録され、この日、出場選手登録された堀岡が9回二死から7番手でプロ初登板。会沢を空振り三振に仕留めた。

(Full-Count編集部)

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