2か月札幌ドーム開催なしの理由は? 変則日程が2020年シーズンへ及ぼす影響

日本ハムが主催試合を行う北海道・帯広の森野球場【画像:パーソル パ・リーグTV】
日本ハムが主催試合を行う北海道・帯広の森野球場【画像:パーソル パ・リーグTV】

過去15年の各球団の地方開催試合数は…

 7月29日、日本プロ野球機構(NPB)は2020年シーズンのパシフィック・リーグ公式戦の試合日程を発表。セントラル・リーグ、パシフィック・リーグの試合日程が出揃った。

 2020年シーズンは「東京オリンピック・パラリンピック」の開催に伴い、開幕戦は例年より約1週間早い3月20日に。大会の開催期間である7月21日から8月13日の間は、リーグ戦を中断、本拠地以外の球場での開催数が例年と比べて多くなるなど、日程の組み方が大きく変わっている。そこで今回は、本拠地以外で数多く試合を開催しているのはどのチームなのか、過去15年の各球団の地方開催試合数を調べた。

○12球団地方開催試合数
チーム名:2019年の開催数:2005年~2019年の開催数平均

F:14回:13.3回★
T:10回:11.0回
G:7回:8.5回★
S:4回:5.8回★
DB:1回:5.1回
E:5回:4.5回
H:8回:4.2回
D:2回:3.9回
C:1回:3.9回
L:6回:3.7回
B:2回:1.0回
M:1回:0.4回

★は自前球場なし
※中止試合は除外して計算
※オリックスのほっともっとフィールド神戸開催は除外

 本拠地以外の球場で最も試合を開催していたのは、球場を保有していない日本ハムだった。2019年シーズンは北海道内の地方球場や、かつての本拠地だった東京ドームなどで、計14試合を開催している。

 2番目に数が多かったのは阪神。自前球場である阪神甲子園球場が、高校野球の影響で使用できない期間があるため、年間10試合以上、本拠地以外で試合を開催していた。3位には巨人、4位にはヤクルトと、球場を保有していない3球団が上位に名を連ねる形となった。

本拠地以外で試合を開催する理由とは…2020年シーズンは一風変わったシーズンに

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