DeNAラミレス監督、“怒りの鉄拳”パットン抹消に「処分などは球団が決める」

DeNAのスペンサー・パットン【写真:荒川祐史】
DeNAのスペンサー・パットン【写真:荒川祐史】

「球団に謝罪もあった。反省も後悔もしていた」

 DeNAが首位攻防戦3連勝を目指して4日の巨人戦に挑む。「今季これまでで一番大事な3連戦」としていた巨人戦に連勝し、ラミレス監督は「そう位置付けていたシリーズで勝ち越すことができたのはよかった」と喜んだ。

 勝てば首位との差が0.5ゲームとなる一戦の先発は今永。7月25日に先発して以来、中9日を空けての登板となる。ラミレス監督は「今永はこれまで金曜日の先発だったが、金曜日は相手のエース級との対戦になることが多い。それを避ければ、勝つ可能性も高くなる」とローテ変更の意図を説明した。今永も「間を空けてもらえたので、走る量も増やせたし、普段は1回しかやらないウエートも2回できた。体調はすごくいい」と、夏場の厳しい時期に有益なブランクになりそうだ。

 3日の試合では、8回に登板したパットンが1死も取れず2失点で降板し、怒りのあまりベンチで冷蔵庫を殴って利き手の右拳を負傷した。ラミレス監督は「まだ腫れも残っているようだし、抹消して様子を見ることにした。処分などに関しては、球団が決めることになる」と事態を説明。「彼とは話をして、球団に謝罪もあった。反省も後悔もしていた。彼はエキサイトしやすい性格だが、その分チームへの思いも強い」と、右腕をかばう姿勢も見せた。

 同一カード3連勝がかかる試合を前に、指揮官は「巨人はセのナンバーワンチーム。このまま落ちるチームではないし、今日はよりハードな試合になると思う」と気を引き締めていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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