「少し恥ずかしい」我を忘れてファウルボールを追った男性ファンに同情の声

我を忘れてボールを追いかけ、苦笑いの男性ファン(画像はスクリーンショット)
我を忘れてボールを追いかけ、苦笑いの男性ファン(画像はスクリーンショット)

ボールを追いかけ、シートの上をほふく前進で突き進んだ男性ファン

■レイズ 8-6 マーリンズ(日本時間4日・タンパ)

 3日(日本時間4日)に行われたレイズ対マーリンズの一戦で、1人の男性ファンが少々恥ずかしい思いをする一幕があった。

 3回のレイズの攻撃中だった。2死一、二塁のチャンスでエリック・ソガードが放った打球は高く舞い上がり、一塁側スタンドへと飛び込むファウルとなった。打球はライトポール際に設置されたシート上に落下。すると、そのボールを取ろうと、1人の男性ファンが動き出した。

 ボールを取ろうと、そのシート上によじ登り、ずり這いになってボールに手を伸ばした。だが、このシート上は、ややフィールド側に傾斜が付いていた。そのため、ボールは男性から遠ざかるように転がっていってしまった。

 すると男性はほふく前進を繰り返してボールを懸命に追いかけた。だが、あえなく、ボールはフィールド側の座席で観戦していた別の男性ファンの手に。本来、登ってはいけないシート上に上がってしまった男性ファンは苦笑いを浮かべ、当然、警備員からもすぐ降りるように注意を受けてしまった。

 MLB公式サイトのコーナー「Cut4」のツイッターが、このシーンを「この男のために祈って、みんな。彼は間違っていない。ただ少し恥ずかしい思いをしただけだ」として動画で紹介。ファンたちからは、この男性ファンに対する哀れみと同情のコメントが寄せられた。

「大丈夫だよ。笑って。皆すぐに忘れるから……」

「笑」

「可哀そうな男」

「僕は現地にいたけど、彼は退場処分にならなかったし、観客は盛り上がったよ」

「いや、彼は間違っている!」

 ボール欲しさに我を忘れることは、観戦中のファンにはあり得ること。とはいえ、この男性ファンは少しばかりやり過ぎだったのかもしれない。

【動画】ファウルボールを追いかる必死な男性ファン、最後は本人も周りも苦笑い

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