日ハム堀、チーム初の初回限定“オープナー”成功のワケ 先発でも3連戦全てでベンチ入り

日本ハム・堀瑞輝【写真:石川加奈子】
日本ハム・堀瑞輝【写真:石川加奈子】

初回1イニングだけの“オープナー”はチームで初

■日本ハム 4-3 ソフトバンク(4日・札幌ドーム)

 日本ハムは4日、本拠地でソフトバンクに逆転勝ちした。連敗を3で止め、首位とのゲーム差を2・5に縮めた。

 先発した堀瑞輝投手が“オープナー”として完ぺきな仕事を果たした。初回、先頭の牧原を3球三振に仕留めると、今宮にはファウルで粘られながらも根気よく内角低めにボールを集めて中飛に打ち取ると、続く内川も3球三振。チームはここ10試合中6試合で失点していた鬼門の初回を最高の形で乗り切った。

 栗山英樹監督が今季採用している“ショートスターター”は、これまで先発のイニング数が複数にまたがっていたが、今回は試合前から1イニング限定と決まっていた。初回だけの“オープナー”はチーム初。その役割を果たした堀は「1イニングと聞いていたので、しっかり出し切って終わりたいと思いました。最近は内容が悪かったですが、久々にいい感じで投げられました」と納得顔だった。

 1回の味方の攻撃中には、ベンチ前でのキャッチボールを行った。続投の素振りをして相手ベンチを撹乱してから、2番手のロドリゲス投手に繋いだ。バトンを受けたロドリゲスも6回までの5イニングを1失点に抑え、今季6勝目を挙げた。

 堀は前回先発した7月28日西武戦(メットライフドーム)で4回8安打5失点と打ち込まれた後、栗山英樹監督から呼び出され、この3連戦で3連投もあるかもしれないことを伝えられたという。意気に感じた左腕は第1戦で負け投手になったものの、この日の結果で期待に応えた。

 先発準備として前の日の試合でベンチ入りしなかった前回先発時とは調整法も変わった。今回はこの首位攻防3連戦全てベンチ入りし、実際に2日の第1戦では6回に登板し、打者3人に投げた。高橋憲幸投手コーチは「先発だからといって違うことをやるのではなく、同じことをやった方がいい」とリリーフとしての通常調整で臨ませた。

 リリーフの延長線上で初回を牛耳った堀は「早めに有利なカウントに持っていくことができて良かったです。ここから最後までこういう風に投げていきたい」と失いかけていた自信を取り戻した様子だった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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