ダルビッシュが快投4勝目 地元メディア続々称賛「素晴らしい」「本当に良い」

今季4勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
今季4勝目を挙げたカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

地元ファンは喝采と盛大な「ユーイング」、記者も「彼は本当に良かった」

■カブス 7-2 ブルワーズ(日本時間5日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は4日(日本時間5日)、本拠地ブルワーズ戦で5回5安打1失点8奪三振と好投。今季4勝目(5敗)を挙げた。今季前半戦はブーイングを浴びせることもあったシカゴのファンは、喝采と盛大な「ユーイング」で右腕を称賛。地元メディアも「素晴らしい投球」などと続々と絶賛している。

 93球を投げてストライク68球とストライク率73.1%の快投を見せたダルビッシュ。コントロールに苦しんで崩れた前半戦とは“別人”のような投球で、先発としての役割を果たしている。7月最初の登板となった3日(同4日)のパイレーツ戦で「5.01」だった防御率は「4.36」に。3点台に入るのも時間の問題だ。

 この試合では初回に昨季MVPのイエリッチにメジャートップの37号ソロを浴びたが、その後はブルワーズ打線を寄せつけず。4回以降は粘られる場面が多くなり、球数が増えたものの、相手打者の打球はファウルになるだけで前に飛ばなかった。打者を圧倒する本来の姿を完全に取り戻している。

 地元メディア「NBCシカゴ」のマイク・バーマン記者は自身のツイッターで「ダルビッシュが降板――イエリッチに被弾した以降、彼は本当に良かった。5回4安打(後に記録訂正で5安打に)8奪三振、93球」と速報。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のシャハデフ・シャルマ記者も「ダルビッシュが5回を投げ切った後、6回からホランドが登板。エラー、そして長い打席が数回あり、ダルビッシュは長いイニングを投げられなかったが、それでも良い成績だ」とつぶやいた。

 また、地元メディア「シカゴ・スポーツ」のケビン・パウエル記者も「ユウ・ダルビッシュは今日の午後、素晴らしい投球をした。しかし、球数を要したことから、5回終了後に降板。デレク・ホランドが登板」とレポート。やや早めでの降板となったが、ジョー・マドン監督は試合後、ダルビッシュが試合中に「体調不良」を訴えたことを会見で明かしている。ダルビッシュは体調不良で取材対応もできなかったという。

 そんな中でもしっかりと役割を果たし、チームの勝利に大きく貢献した日本人右腕。投げる度に周囲の評価は上がり続けている。

(Full-Count編集部)

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