2年連続100敗ペースのオ軍、292発男VS新米監督の内紛勃発「みんなイライラ」

オリオールズのクリス・デービス【写真:Getty Images】
オリオールズのクリス・デービス【写真:Getty Images】

デービスに代打→デービス激昂→指揮官と言い争い→試合終了前に帰宅

■ヤンキース 14-2 オリオールズ(日本時間8日・ボルティモア)

 2年連続100敗ペースのオリオールズに内紛勃発だ。13、15年本塁打王で通算292本塁打を誇るクリス・デービス内野手とブランドン・ハイド監督が7日(日本時間8日)の本拠地ヤンキース戦の試合中にベンチ内で言い争い。激昂するデービスがチームメートに制止されるなど不穏な空気が流れた。MLB公式サイトが伝えている。

 デービスは1-6で迎えた5回1死に代打ペーターソンを送られて途中交代。その後にハイド監督と言い争いとなった。13年に本塁打、打点の2冠王に輝いたデービスは今季チーム最高年俸2300万ドル(約25億5000万円)。今季開幕から62打席連続無安打の野手ワースト記録を樹立してしまったとはいえ、よほどプライドが傷つけられたのだろうか。試合終了を待たずに球場を後にしてしまった。

 今季が監督就任1年目のハイド監督は「このことは内部で処理する。プライベートなことだ。ダグアウトでの意見の食い違いに過ぎない。負けん気の強い組織のなかでは、このようなことは良く起こる。そのうち過ぎ去ることだし、我々は、このことをうまく切り抜けられる。ただ、これが起きたのがダウアウトだったというのは、良くなかったと思う」と話した。

 チームは2-14で大敗。3連敗を喫し、今季は38勝76敗でア・リーグ東地区で断トツ最下位に沈んでいる。大砲と監督を仲裁したトランボは「理想的ではないが、大したことではない。みんなイライラしていたんだよ。(そういった雰囲気の中では)こういうことは起こりやすいものさ。みんなが見ている前で起こらなければよかったけど、今回はそうなってしまったね」と振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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