大谷、今季“満塁初安打”の2点打含むマルチで勝利貢献 エ軍は8連敗でストップ
6戦ぶり25度目マルチ安打、7回には満塁で今季初ヒットの2点タイムリー
■エンゼルス 12-4 Rソックス(日本時間11日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地レッドソックス戦に「3番・DH」で3試合連続スタメン出場し、5打数2安打2打点の活躍で12-4での勝利に貢献した。初回に左中間二塁打を放つと、7回には満塁の好機で中前2点打。6試合ぶり、今季25度目のマルチ安打をマークした。エンゼルスは連敗を「8」でストップ。久々の白星を手にした。
大谷は初回、1死一塁でカウント2-2から2016年のサイ・ヤング賞右腕ポーセロの76マイル(約122キロ)のカーブを捉え、左中間を破る二塁打。逆方向への打球で初速106マイル(約171キロ)を記録する痛烈なヒットとなり、続くアップトンの先制3ランで生還した。
3回2死走者なしの第2打席は左飛。トラウトの特大39号2ランでリードを4点に広げた直後の6回無死走者なしでは、左腕ヘルナンデスの前に見逃し三振。しかし、7-2と5点リードとなって迎えた7回無死満塁の絶好機で再び快音を響かせる。1ボール2ストライクから右腕ベラスケスのチェンジアップを右手一本で中前に運ぶ技ありのタイムリー。2者が生還する2点打となった。今季、大谷は満塁の場面では12打席で8打数無安打4打点2四球だったが、これが初のヒットとなった。
12-4と大量リードとなって迎えた9回の第5打席では、先頭で右腕ウェバーと対戦。1ボール2ストライクから外角へのカーブに手が出ず、見逃し三振に倒れた。
エンゼルスは9日(同10日)の同戦では3点を先制しながら、今季最多タイの16失点で逆転負け。泥沼の8連敗を喫していた。しかし、この日は順調に追加点を奪い、7回は大谷の2点打などで一気に7点を奪うビッグイニングに。快勝でようやく長いトンネルを脱出した。
大谷の今季通算成績は79試合出場、打率.285、15本塁打、45打点となった。
(Full-Count編集部)