日本ハム、6連敗で自力Vの可能性消滅 鷹は4連勝、復帰戦の和田が5回1失点で3勝目

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

ソフトバンクは日本ハムとの直接対決で3連勝、デスパは2発5打点

■ソフトバンク 6-3 日本ハム(12日・ヤフオクドーム) 

 ソフトバンクが4連勝で首位の座をガッチリと固めた。12日、本拠地ヤフオクドームで行われた日本ハム戦。初回にデスパイネの2ランなどで3点を先制すると、復帰戦となった和田が5回1失点と好投。リリーフ陣もリードを守り抜き逃げ切った。3連戦前には3.5ゲーム差の2位につけていた日本ハムに3連勝し、日本ハムの自力Vの可能性が消滅した。

 初回、先発の和田が3者連続三振を奪う抜群の立ち上がりを見せると、その裏、打線が援護した。川島がヒットで出塁すると、続く今宮が犠打を決め、内川が左前適時打。幸先良く8球で先制すると、続くデスパイネが28号2ランを放っていきなり3点のリードを奪った。

 このリードを投手陣が守り抜いた。先発の和田は5回に横尾にソロを浴びたものの、5回5安打1失点と好投。右太もも裏を負傷した7月20日の楽天戦以来の先発で今季3勝目をあげた。6回を松田遼が凌ぐと、7回1死二、三塁のピンチも4番手甲斐野が大田、近藤を連続三振に斬る好リリーフ。8回を高橋純が抑えると、その裏にデスパイネにこの日2本目の本塁打となる29号3ランでダメを押した。快勝で、日本ハムとの差は6.5ゲームに拡大した。

 日本ハムは泥沼の6連敗となり、自力優勝の可能性が消滅した。初回先発の吉川が2ランを浴びるなど、いきなり3失点。その後は2番手の金子弌大が追加点を与えなかったものの、打線がソフトバンクを上回る11安打を放ちながら、反撃できず。8回に石川直がデスパイネに3ランを浴びてトドメを刺された。ソフトバンクとの直接対決に3連敗。残り5試合で、その差は6.5ゲーム差となり、自力優勝の可能性が無くなった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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