ダルビッシュ、5回まで無失点好投で白星の権利 3億3000万ドル男ハーパーを3球三振斬り
カブスは3回にリゾのソロで先制、4回には3本の適時打で3点追加
■フィリーズ – カブス(日本時間16日・フィラデルフィア)
カブスのダルビッシュ有投手が15日(日本時間16日)、敵地でのフィリーズ戦で今季25試合目の先発マウンドに上がった。5回までフィリーズ打線を3安打6奪三振無失点に封じて、勝利投手の権利を掴んだ。
今季ここまで4勝6敗、防御率4.43の成績となっているダルビッシュだが、7月は月間防御率2.93を記録するなど、好投が続いていた。この日もその状態の良さを発揮した。初回、死球こそ与えたものの、無失点に切り抜けると、2回は3者凡退に封じた。
3回は先頭のハスリーに単打を許し、2死二塁でメジャー屈指の強打者であるハーパーを打席に迎えた。オフにフィリーズとメジャー史上最高額となる13年総額3億3000万ドル(約346億円)の大型契約を結んだハーパーに対し、初球はカーブ、2球目はスプリット、そして3球目は91.1マイル(約146.6キロ)のツーシームで3球連続で空振り。圧巻の3球三振でこの場面を凌いだ。
4回は先頭のリアルミュートに二塁打を浴びたが、後続を封じて無失点。5回はハスリーへの死球、代打モリソンの右前安打で1死一、二塁とされたが、女房役のカラティーニが牽制で一塁走者を刺して2死に。ホスキンスを二飛に打ち取って、この回も点を与えなかった。
カブスは3回にリゾの22号ソロで先制すると、4回にはボート、アルモラJr.、リゾの適時打で3点を追加。5回にはシュワーバーが28号ソロを放ってさらに加点し、5回を終えて5点をリードしている。5回を投げ切ったダルビッシュは勝利投手の権利を掴んだ。
(Full-Count編集部)