飲酒運転事故&“逃走”の姜正浩、ブルワーズとマイナー契約へ 米メディア伝える
5日にパイレーツから自由契約に 日本球界入り可能性も指摘されていた
パイレーツから事実上の戦力外となり、自由契約となっていた韓国人、姜正浩内野手は16日(日本時間17日)、ブルワーズとマイナー契約を結んだ。地元テレビ局「NBCスポーツ」など米複数メディアが伝えている。
姜正浩は今季65試合出場し、打率.169、10本塁打、24打点。2日にパイレーツのメジャー40人枠から外され、事実外の戦力外に。ウエーバーにかけられたが、契約する球団はなく5日に自由契約となっていた。記事では、姜正浩のようなベテランと契約をするチャンスがあるなら「その機会を逃すことはしないだろう」と伝えている。
2015年にメジャーデビューを果たした姜正浩は、ルーキーイヤーで126試合に出場して打率.287、15本塁打58打点の成績をマーク。2年目の2016年も打率.255ながら、前年を上回る21本塁打62打点を記録した。メジャーデビューから2シーズンで好成績を残し、2017年は三塁のレギュラー候補と期待されたが、2016年12月に母国・韓国で飲酒運転で事故を起こした。
事故後に現場から一時離れた姜正浩は当初、同乗者が運転していたと主張するなどして批判を浴び、第4回WBCの韓国代表メンバーから除外。過去にも飲酒運転をしていたことから米国の就労ビザが発給されず2017年シーズンは棒に振り、昨季終盤にようやくメジャー復帰。年俸300万ドル(約3億2000万円)プラス出来高で再契約していた今季は大不振に陥っていた。
これまでに米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモアズ」は、“お騒がせ男”の今後の去就に注目していた。「驚きの成績下降である」と“衰え”を指摘しつつ、「カンのキャリアが今後どうなるかは分からない」、「ここでの機会が十分でないのであれば、母国の韓国に戻ること、ほかのアジアのリーグでプレーすることも考えられる」と予想していた。
(Full-Count編集部)