鷹、今季最多13失点で連敗 千賀が1イニング9失点 西武は球団タイ9戦連続2桁安打で大勝

ソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】

2位の西武が勝ち、首位ソフトバンクとの差は4ゲーム差に縮まる

■西武 13-8 ソフトバンク(17日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが今季ワーストの13失点を喫し、2連敗となった。17日、本拠地ヤフオクドームでの2位西武との直接対決第1戦。先発の千賀が2回の1イニングで大量9失点を喫して大炎上し、大敗した。

 悪夢のような光景だった。2回、1死から栗山、外崎、山川の3連打で先制を許すと、秋山への押し出し死球あり、源田の適時二塁打あり、最後は栗山に右翼スタンドへの3ラン。1イニングでまさかの9失点を喫し、自己ワーストの9失点で3回KOとなった。2番手の笠谷も中村に2ランを浴びるなど、7四球を与えて4点を失った。

 序盤に大量ビハインドを背負い、打線も元気なし。西武先発の高橋光の前にゼロ行進を続けて、7回まで放った安打はわずか3安打だけ。8回に今宮のソロ、明石の3ランなどで6点、9回にも牧原の適時二塁打などで2点を返したが、ビハインドが大きすぎた。

 西武は、自慢の山賊打線がこの日も爆発。2回には栗山の3ランなど6安打3四死球を集中して9点を奪い、今季2試合で1点も奪えていなかった千賀を3回でノックアウト。その後も球団タイ記録となる9試合連続2桁安打で追加点を奪ってリードを広げた。大量援護に守られた先発の高橋光が9勝目をあげた。2位の西武はソフトバンクとの直接対決に先勝し、その差を4ゲームに縮めた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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