鷹、20日にもマジック24点灯 2位との直接対決に勝ち越し 西武、痛恨暴投が決勝点

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

ソフトバンクは松本裕を3回で降板させ、4回から椎野を投入する積極継投策

■ソフトバンク 2-1 西武(19日・京セラドーム)

 ソフトバンクが「鷹の祭典2019」 の最終戦を白星で飾り、カード勝ち越しに成功した。19日、京セラドームで行われた西武戦。相手のバッテリーミスで奪った1点のリードを必死の継投で守り抜き、2位との直接対決に2勝1敗と勝ち越した。これにより、試合のない20日に西武が日本ハムに引き分けるか、敗れると、優勝へのマジックナンバー「24」が点灯する。

 初回に1点を先制されたソフトバンクだったが、3回、先頭の中村晃が二塁への内野安打で出塁すると、内川の中前安打で一、三塁にチャンスを拡大。ここでグラシアルが右犠飛を放って同点に追いついた。さらに4回、先頭の明石が中前安打で出塁。甲斐の犠打などで三塁に進むと、福田の打席で松本航が痛恨の暴投。この1点が決勝点になった。

 先発の松本裕は3回まで4安打1失点の投球だったが、工藤公康監督は思い切った継投策に打って出た。4回から椎野を投入すると、3回をパーフェクトリリーフ。7回を甲斐野、8回をモイネロが凌ぎ、最後は守護神の森が締めた。

 西武は、松本航の1球に泣いた。同点の4回2死三塁、福田の打席で痛恨の暴投。三塁走者が生還し、結果的にこれが決勝点になった。自慢の打線もソフトバンクの先発・松本裕、4回から登板した椎野の前に1点止まり。終盤はソフトバンクの強力リリーフ陣の前に反撃できなかった。これで直接対決は1勝2敗の負け越しとなり、その差は6ゲームへと拡大した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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