“奪三振マシン”セール、左肘靭帯損傷で今季絶望的「予想では今季投げないだろう」

レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】
レッドソックスのクリス・セール【写真:Getty Images】

トミー・ジョン手術は必要なしも左肘の炎症でPRP注射の治療

 レッドソックスのエース左腕、クリス・セール投手が19日(日本時間20日)、左肘靭帯損傷で今季絶望となる可能性が高まった。MLB公式サイトが報じている。

 昨季のワールドシリーズ制覇に大きく貢献した変則左腕の肘に異変が起きた。レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー編成担当責任者によると、セールは肘の権威、ジェームス・アンドリュース医師の診断を受けた。そこで左肘の炎症を確認し、多血小板血漿(PRP)注射の治療を行った。

「アンドリュー医師は一定期間投球をシャットダウンすることも推薦した」とドンブロウスキー氏は語ったという。右肘靱帯の再建手術でエンゼルスの大谷翔平投手も昨年受けたトミー・ジョン手術については、現時点では必要なしと見られているものの、記事では「予想では2019年に再び投げないだろう」と報じている。

 最多奪三振に2度輝いているセールは13日(同14日)のインディアンス戦で肘の違和感を訴えていた。今季6勝11敗、防御率4.40と苦しんでいるが、メジャー史上最速の通算2000奪三振を記録したばかりの実力者として知られている。今年5年総額1億4500万ドル(約154億6000万円)の大型契約を結んだ左腕の離脱はワイルドカードでプレーオフ進出を狙う名門にとって大きな痛手となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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