大谷、痛烈ゴロ&完璧守備も“快足内野安打” 敵地メディア脱帽「本当に速かった…」

「3番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
「3番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

相手三塁手も無駄のない守備「オオタニをアウトにしたと思いました」

■レンジャーズ 3-2 エンゼルス(日本時間21日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地で行われたレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に「3番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場し、5打数3安打と活躍。今季8度目の“猛打賞”と気を吐いた。4回には、快足を飛ばして三塁内野安打をマーク。敵地メディアは、打球を処理した三塁手のプレーを「素晴らしい」と褒めつつ、それを上回った大谷のスピードに脱帽している。

 4回、先頭で打席に入った大谷は、メジャー初登板初先発の先発左腕バークの内角高めのフォーシームを強振した。打球速度101マイル(約162.5キロ)の痛烈な打球。シフトで遊撃付近を守っていた三塁フォーサイスが好捕し、素早く送球したものの、快足を飛ばした大谷がひと足早く一塁を駆け抜けた。

 打球の速度、フォーサイスの無駄のない守備から、内野ゴロに終わるかと思われたプレー。しかし、結果は違った。敵地で試合を中継していたテレビ局「FOXスポーツ・サウスウエスト」では、実況が「ゴロです。フォーサイスが送球します。間に合いません! もう一度見てみましょう。オオタニは本当に速かったです!」とまくしたてた。

 すると、解説を務めていた元ソフトバンクのCJ・ニコースキー氏も「そうですね。素晴らしいプレーで、オオタニをアウトにしたと思いました。彼の大きなストライドを見てください。間違いなく間に合っていますね」と脱帽。さらに「ダニー・サンタナは足の位置が変です。彼が元々一塁手ではなかったことは分かっていますが」と相手に苦言を呈した上で「足の位置が良くても、アウトにできたかは分かりませんね」と、一塁手が守備の良い選手でも大谷のスピードが勝っていただろうと推測した。

 6回2死ではバークの外角フォーシームをバットの先で拾って中前安打とし、3試合連続、今季32度目のマルチ安打をマーク。8回の第4打席では内角低めの難しい変化球を右手一本で捉える“曲芸打ち”で、反撃の口火となる右翼線への適時二塁打。9試合ぶり、今季8度目の“猛打賞”とした。

 チームは敗れたものの、大谷は自己最長の11試合連続安打で、そのうち8度がマルチ安打。11試合の打率は.449で、今季打率も.307まで上げてきた。

(Full-Count編集部)

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