中継ぎ崩壊で大敗、鷹・工藤監督「ファンに申し訳ない」 マジック点灯もお預け

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

復帰の柳田は1安打&岩嵜は1回1失点

■オリックス 14-4 ソフトバンク(21日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンク21日、最下位オリックスに本拠地で逆転負け。初回に3点を先制しながらも、中継ぎ陣が打ち込まれて大敗した。この日1軍に復帰した柳田悠岐外野手はスタメン出場、岩嵜翔投手は9回に6番手として登板したが、勝利で飾れなかった。

 先発の高橋礼はオリックスの1番から3番を完璧に抑えるも、次のイニング頭に4番・ロメロを塁に出しては失点を繰り返した。2点リードの6回にも同じ流れを断ち切れずにピンチを作って降板。3番手の松田遼馬が連続タイムリーを浴びて逆転を許すと、7回には高橋純平、8回には奥村政稔がともに4失点と自慢のブルペン陣が崩壊した。

 工藤公康監督は「僕が決断して送り出しましたが、こういう形で負けてたくさん来ていただいたファンの方に申し訳ない」と多くを語ることなく、4万人近く来場したファンへの謝罪の気持ちを口にした。

 4か月半ぶりの復帰となった柳田は「2番・DH」で4打数1安打。工藤監督は「なるべく打席を多くということで2番にした」ことを明かしたが「走っている時も(故障した足を)かばっている様子もなかったので安心しました」と振り返った。

 また9回に1年4か月半のブランクを経て登板した岩嵜には「腕は振れていたと思います。マウンドでの慣れのこともあるし、実際に緊張していたと思うので、またこの先のことは考えていきます」と語った。マジック点灯はまたもお預けとなった。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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