菊池雄星はなぜ“復活”? 米記者が分析、初完封の要因となった「監督の苦言」

「監督が公に苦言を呈し、そして起こったことは?」

 サービス監督は、菊池について「ずっと言い続けているが、彼は成長のために苦しみ、学んでいるんだ。こうしたステップを経て、彼は学んでいる。もうこのことについて話したくない。我々が同じミスを繰り返し続けていたら、向上しない。そうなってはいけない」と話していたという。開幕から菊池を擁護し続けてきた指揮官の“苛立ち”も見えるコメントだ。ただ、ESPNシアトルのソーク記者は「キクチに対して公に苦言を呈することが最後の選択肢だという段階についに達していた」と考えているという。

「(サービス監督は)この若手投手のメジャー最初の4か月の投球、適応具合に満足していなかった。彼が公に苦言を呈し、そして起こったことは? キクチは(メジャーで)自身最高の投球をした。断トツで彼の最高の登板だった」

「このことについて、これがユウセイ・キクチに話した最初だと思うか? いいや、何か月も直接彼に話して理解させようとしていた後だろう。そして、ついに公に話すことが残された唯一の選択肢となる段階にまで達した」

 これまでも本人に直接「苦言」を呈することはあったはずだが、それをサービス監督が公の場で口にしたのは初めてだったと指摘。そして、これが“喝”になったというのだ。

 苦しみながらも前に進み、初完封を飾った菊池。これを“逆襲”のきっかけにしたい。

(Full-Count編集部)

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