【U-18W杯】選抜V腕の東邦・石川が侍4番 2戦2安打1打点「自信になります」

侍ジャパンU-18合宿に参加している東邦・石川昂弥【写真:編集部】
侍ジャパンU-18合宿に参加している東邦・石川昂弥【写真:編集部】

第2試合では7回に登板、1回1失点で敗戦投手

 30日から韓国・機張(きじゃん)で行われる「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に参加する高校日本代表は24日、都内のグラウンドで駒大を相手に初の対外試合をダブルヘッダーで行い、1勝1敗だった。第1試合は5-0で勝利し、第2試合は3-4で敗れた。春の選抜優勝投手で高校通算53本塁打を誇る石川昂弥内野手(東邦)が2試合ともに4番で出場し、6打数2安打2四球1打点と気を吐いた。

 第2試合の最終打席で技ありの一打を放った。1点を追う7回2死二塁で、右投手の外角スライダーを逆らわずにとらえた。打球は右翼線を破る適時二塁打。三塁を狙ってアウトになったが、「(永田)監督に狙えといわれた変化球をとらえられた。うまく打てた。自信になります」とうなずいた。

 第1試合は「4番・三塁」、第2試合は「4番・一塁」でいずれも先発出場し、第1試合の第1打席で左前打。2つの四球を選ぶなど、大学生相手に堂々と渡り合った。春の選抜では優勝を飾ったが、夏は愛知大会で星城に2回戦(7月13日)で敗退。42日ぶりの実戦にも「しっかり練習してきたし、積極的に振りにいけたので状態は悪くない。低めのボールになる変化球に手を出さないようにしたい」と振り返った。

 第2試合では適時二塁打を放った直後の7回裏にマウンドに上がった。愛知大会終了後は野手1本で練習を重ねてきたものの、今大会は投手の負担軽減のため、力の劣るチーム相手の試合での登板が見込まれている。結果は1回を2安打1失点で敗戦投手になったが、「ツーシームは良かったです」とケロリ。まずは主砲としての使命を果たすことに集中している。「4番なので、結果を求められる。チャンスでしっかり打てるようにやっていきたい」と力を込めた。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)

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