ダルビッシュ、配球論で“舌戦”の米記者を虜に?「ユウとの討論は楽しかった」

カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
カブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

ダルビッシュと配球面で舌戦を繰り広げた米記者が番組出演「近いうちにゆっくり話したい」

 カブスのダルビッシュ有投手がSNSでファンと配球面について“舌戦”を繰り広げたことが米で話題になっている。右腕とツイッター上でやり取りした米スポーツ局「NBCスポーツ・シカゴ」のデビッド・カプラン記者が同局の「スポーツ・トーク・ライブ」に出演。ダルビッシュとの討論について振り返っている。

 ダルビッシュは21日(日本時間22日)の本拠地ジャイアンツ戦で6回途中7安打7失点8奪三振無四球。この試合に浴びた4被弾のうち3被弾は追い込んでからの変化球だった。この配球について地元メディア「NBCスポーツ・シカゴ」のデービット・カプラン記者が自身のツイッターで「ユウはあまりにも予測しやすい」と配球面を指摘。このツイート対しダルビッシュは「今夜の試合を除いて、左打者に対して2ストライクの後」とコメントを返し、変化球では打率.137、出塁率205、長打率.222、OPS427、フォーシームでは打率.350、出塁率.435、長打率.650、OPS1085とのデータを公開して“反論”していた。

 カプラン記者はダルビッシュとのやり取りをこう振り返っている。

「彼は私に同意しませんでした。しかし、彼は楽しんでいました。それ以降、直接メッセージのやりとりをしましたが、彼は『会話、議論が楽しかったです』と言っていました。私は批判していたわけではありません」」

 他の出演者から「(ダルビッシュを)明らかに批判していた」とツッコまれたが、カプラン記者は「私の仕事は分析すること」と“一蹴”。ダルビッシュとの討論は“極上”な時間になったようだ。自身のツイッターで、「ユウ・ダルビッシュとの投球ディスカッションは楽しかった。ユウくらい、他のアスリートも話して楽しいといいのだが。彼とは近いうちにゆっくり話したい」と振り返った。

 ダルビッシュと米記者との討論。マドン監督は「それについて聞いたよ。彼(ダルビッシュ)は正直で素晴らしい人物だ。だから、彼が攻撃されたと思ったのなら、私はそのことに問題はない。丁寧なやりとりだったんだろう? ただ事実を指摘するだけで。彼のスタッツは他のスタッツよりも正確だ。(カプラン記者に向かって)君がいじめたんだよ」と話している。「私は彼のことが好きですよ」という米記者をうならせる快投へつなげたい。

(Full-Count編集部)

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