大谷翔平を満塁機に見逃し三振、左腕バルデス「ベストピッチを決めようと集中した」

特別仕様のユニホームで試合に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
特別仕様のユニホームで試合に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

同点の3回に無死満塁で大谷をカーブで釘付け

■アストロズ 11-2 エンゼルス(日本時間26日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地アストロズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し、3打数無安打1四球で打率を.298に下げた。この日は3回無死満塁の第2打席で見逃し三振。アストロズの2年目左腕バルデスの術中にはまった。

 4連敗で迎えたこの日。エンゼルスは初回から1点を失ったが、2回に怪我から復帰間もないシモンズが左翼スタンドにソロ弾を運び、同点においついた。そして3回表、2四死球と安打で無死満塁という絶好の追加点のチャンスで、大谷に打席が回ってきた。

 打席に立った大谷は、初球の外角低めカーブ、2球目の外角低めツーシームを見送って2ボール。3球目の内角ツーシーム、4球目の内角低めツーシームをそれぞれファウルし、カウント2-2とした5球目だった。バルデスが投じた内角カーブに、大谷は全く動かず。ストライクゾーンいっぱいに決まり、見逃し三振が宣告されると、首を横に振りながら苦笑いして打席を去った。

 この日、アストロズで先発マスクを被ったのは、昨年エンゼルスで大谷の女房役を務めたマルドナードだった。バルデスはマルドナードのサインに首を横に振ることなく、大谷をカーブで釘付けにすると、続くアップトンを空振り三振、プホルスを投ゴロとし、最大のピンチを無失点で切り抜けた。

 試合後、大谷との勝負を振り返ったバルデスは「ベストピッチを決めようと集中力を高めた。狙い通りのピッチングができて良かった」と、この日のターニングポイントとなった満塁機について語った。

 アストロズとの3連戦では12打数1安打とまったく仕事をさせてもらえなかった大谷。本拠地に戻って迎える27日(同28日)レンジャーズ戦から再びエンジン全開といきたい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY