DeNA筒香、8戦ぶり打点の同点打&決勝打 巨人と5差に「やりがい感じる」

DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】
DeNA・筒香嘉智【写真:荒川祐史】

7回には中前へ勝ち越し打「強いスイングをしようと決めていた」

■DeNA 5-3 ヤクルト(27日・横浜)

 DeNAの筒香嘉智が、8月17日以来の打点となる2打点でチームの勝利に貢献した。

 この日「2番・三塁」でスタメン出場した筒香は、3対3と同点の7回、1死2塁の場面で決勝点となる勝ち越しタイムリーを放った。筒香は「前の打者がつないでくれたので、なんとか返そうと思った。初球からいけると思う球が来たら、強いスイングをしようと決めていた」と、東京ヤクルト2番手・星の146キロのストレートをセンター前に打ち返し「ちょっと低かったが、体が反応して打てた」と決勝打を振り返った。

 5回には無死1、3塁の場面で2ストライクと追い込まれながら、内野ゴロで三塁走者を生還させた。「三振だけはしないような打ち方をした」という打撃で、直前に勝ち越しを許した先発の上茶谷を救った。最近7試合、打点がなかったが、この日は2打点。同点打と勝ち越し打と勝利に直結する打点をマークした。

 この日の勝利で2位をキープしたチームは、首位巨人とのゲーム差を5とした。筒香は「この時期にこの位置にいるのはDeNAになってから初めて。選手も初めての経験の中で1つになって、いつもと変わらない試合ができている。やりがいも感じているし、みんなで成長できる有意義な時間だと思う」と、優勝争いの中で充実感を感じている。

 勝負の6連戦の初戦に快勝し「ピッチャーと野手全員で勝つことができた」と喜んだ主砲は「最後まで1試合1試合、みんなんでしっかり戦っていきたい」と残り試合への意気込みを示した。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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