菊池雄星、5回3失点で6勝目 同僚は“粘投”を称賛「最高の球が投げられなくても…」

レンジャーズ戦に先発し6勝目を挙げたマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦に先発し6勝目を挙げたマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

5回6安打3失点1奪三振無四球の粘投、打線が序盤から援護「ユウセイにとって助けに」

■マリナーズ 11-3 レンジャーズ(日本時間2日・アーリントン)

 マリナーズの菊池雄星投手は1日(日本時間2日)、敵地レンジャーズ戦に先発し、5回6安打3失点1奪三振無四球で6勝目(9敗)を挙げた。打線が初回に4点を奪取。援護にも守られて、2試合ぶりの白星を挙げた。スコット・サービス監督も「間違いなくユウセイにとって助けになった」と援護が大きかったと認めている。MLB公式サイトが報じた。

 初回、マリナーズ打線はムーアやゴードンのタイムリーなどでいきなり4点を先制。さらに、3回に2点、5回に1点と加点した。菊池は初回に1失点、3回に2失点と計3点を失ったものの、7点の援護に恵まれてリードを保ったまま降板。マリナーズは8、9回にも計4点を加えて、11-3で快勝した。

 MLB公式サイトは「マリナーズが初回の猛攻でレンジャーズに大勝」とのタイトルで速報。サービス監督は「序盤に得点したことは、間違いなくユウセイにとって助けとなった。彼は少しリラックスして試合に入れた。最近多く得点できていなかったから良かった」と試合を振り返ったという。特に、初回の4得点は大きかった。

 また、初回に先制の押し出し四球、3回には29号ソロと2打点を挙げて菊池を援護したボーゲルバックも「すぐに得点すれば、投手は試合に入りやすく、すぐに失点できないというプレッシャーを大きく感じなくて済むかもしれない。僕たちが投手を助け、投手が僕たちを助けてくれる。それがチームだよ」と記事の中で振り返っている。そして、「ここ(アーリントン)はすごく暑かった。ユウセイを称賛する。最高の球が投げられなくても、5イニング奮闘し、勝つチャンスを与えてくれたんだ」と3点を失いながらも粘り強く投げ続けた菊池の投球を称えている。

 この日は79球を投げてストライクは48球。防御率5.36。決して快投ではなかったが、チームの連敗を「2」で止める大きな仕事だった。

(Full-Count編集部)

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