オリ西村監督、育成出身・神戸は「投げっぷりがいい」4時間29分熱戦でプロ初H

オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】
オリックス・西村徳文監督【写真:荒川祐史】

3年目・神戸は延長10回から2イニングを無安打無失点

■ロッテ 2-2 オリックス(2日・ZOZOマリン)

 オリックスは2日、ZOZOマリンスタジアムでロッテと対戦。序盤に相手失策から同点に追いついたものの、6回以降はロッテ投手陣の前に無安打に抑えられ、2-2で引き分けた。西村監督は試合後「カード勝ち越しは評価したいが、今のチームの立場を考えるともっと勝って行かないといけない」と、憤りを見せた。

 先発のK-鈴木は初回、3番・マーティンに10号2ランを被弾したが、2回以降は無失点に抑えて6回2失点に抑えた。あとを受けた海田、増井、ディクソン、神戸、岩本のリリーフ陣も奮投。西村監督は「本当は勝たないといけないんですけど、抑えがよく頑張って負けなかった」とリリーフ陣を称えた。

 3年目右腕・神戸は延長10回からの2イニングを完璧救援。プロ初ホールドを挙げた。今年7月に支配下登録されたばかり。西村監督は「投げっぷりがいいというところで期待して(使った)。そりゃ打たれることもありますよ、支配下になったばかりですから。その中で頑張ってくれていると思います」と評価した。

 チームは今季相性の良いロッテとの4連戦を2勝1敗1分。西村監督は「勝ち越したということはしっかり評価したいが、今のチームの立場を考えるともっと勝って行かないといけないし、(上位との)差を詰めて行かないと」。逆転CS進出へ満足することはなかった。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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