田中将大が好投も…221戦ぶり完封負け 辛口NYメディアも同情「力投が台無し」

レンジャーズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

6回7安打2失点と好投も打線沈黙「勝機を残すに十分過ぎる働き」

■レンジャーズ 7-0 ヤンキース(日本時間3日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、本拠地レンジャーズ戦に先発。6回7安打2失点と好投したが、チームは0-7で敗れ、8敗目(10勝)を喫した。防御率は4.42。打線の援護に恵まれなかった右腕について、日頃は辛口なニューヨークメディアは「タナカの力投を台無しにした」「勝利に相応しかったが、その代わりに10勝8敗と悪化」と同情している。

 クオリティスタート(6回以上を投げて自責3以下)を達成しながらも、打線の沈黙で負け投手となった田中。ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」では「ヤンキースはレンジャーズに完封され、マサヒロ・タナカの力投を台無しにした」と特集。好投空しく8敗目のついた日本人右腕に同情している。

「ヤンキースはマサヒロ・タナカの素晴らしい奮闘を台無しにしただけではなかった。ヤンキースタジアムでレイバー・デイを祝福しようとした4万15人のファンの前でレンジャーズに完封されたのだ」

 2018年6月30日(同31日)のレッドソックス戦以来となる221試合ぶりのシャットアウト劇で、田中に同情的だった。その上で、力投を称賛している。

「タナカはヤンキースに対して勝機を残すに十分過ぎる働きをした。そして勝利に相応しかった。その代わりに敗戦投手となり、10勝8敗となった」

 記事では「6回2失点で102球。明らかに最高のボールでも制球力でもなかったが、粘り抜いた」と力投を評価。田中が最近の先発6試合で防御率2.45で、その全ての登板で6回以上投げているというデータも紹介している。今季防御率は4.42に。辛口な地元メディアも日本人右腕の力投を光明と評価しているようだ。

(Full-Count編集部)

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