鷹、2連勝 マジック点灯お預けも、単独首位を死守 楽天、岸が2被弾に沈む

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ソフトバンクは高橋礼が8回途中2失点の好投で11勝目

■ソフトバンク 3-2 楽天(3日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが2連勝で首位の座を守った。3日、本拠地ヤフオクドームで行われた楽天戦。2回に今宮のソロ、4回には内川の2ランで3点をリードすると、先発の高橋礼が8回途中まで2失点の好投。右腕はプロ初完投こそ逃したものの、11勝目をマークした。

 2回1死から打席に入った今宮が岸から自己最多タイに並ぶ14号ソロを放って先制。4回には先頭のグラシアルが右前安打で出塁し、続く内川が左翼スタンドへ12号2ランを放って、本塁打2発で3点のリードを奪った。

 先発の高橋礼はテンポよくアウトを積み重ね、7回までわずか2安打と完投ペースだった。だが、8回1死から辰己、小郷に2者連続ソロ本塁打を浴びて無念の降板。プロ初完投を逃した。代わったモイネロはその後、安打と2四球で2死満塁のピンチを招いたものの、ブラッシュを打ち取り何とか凌いだ。ソフトバンクは2連勝。マジック点灯こそお預けとなったが、首位の座をしっかりと守った。

 楽天は先発の岸が2本の本塁打を浴びて5回6安打3失点で5敗目。7回まで2安打に抑え込まれていた打線も8回に辰己、小郷のルーキー2人が8回に2者連続本塁打を放って2点を返したが、1点及ばず。首位ソフトバンクとの差は5.5ゲーム差に拡大した。この日、両チームが奪った5点は全て本塁打によるものだった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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