鷹・中田、5日の楽天戦で“開幕” 37歳ベテランが今季初1軍登板「1人1人丁寧に」

ソフトバンク・中田賢一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・中田賢一【写真:藤浦一都】

当初は8月28日のオリックス戦で登板予定も雨で流れる

■ソフトバンク – 楽天(5日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの中田賢一投手が5日、本拠地ヤフオクドームでの楽天戦で今季初先発する。当初は8月28日のオリックス戦(京都)で先発する予定だったが、雨天中止となり、今季初登板がこの5日にずれ込んだ。

 プロ15年目の中田は今季、開幕1軍を逃すと、ここまでファーム暮らしが続いてきた。ウエスタン・リーグで19試合に登板して5勝3敗、防御率3.02の成績を残してきた。

「最初の頃は早めの回で点を取られることが多かったので、初回にどう3つのアウトを簡単に取るかを考えてきた。その日の調子のいいボール(球種)を早めに使って序盤を抑え、良くないボールは投げながら修正していった」。37歳となったベテランだが、ファームでも腐らず取り組み、5つの白星を積み上げた。
 
 そして迎える今季初の1軍登板。遅ればせながらの“9月の開幕”だ。ファームでも対戦のない楽天打線について「クリーンアップは強力だし、下位にも一発がある。1人1人丁寧に投げていくだけですね。初回からしっかり腕を振れるようにしてきます」と語った。ルーキーイヤーからの15年連続白星をかけて、ベテラン右腕が本拠地のマウンドに上がる。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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