佐々木の八重歯、奥川のブルペン…ヒロドアナが届ける「見たことのない表情」

甲子園の決勝から約2週間 変わった選手たちの顔つき「大人になったように見える」

 佐々木と奥川恭伸投手がブルペンに入ると、左翼方向にあるブルペンに移動した。ヒロドさんは雨に濡れながら、試合と2人の投球練習を見つめた。

「毎年、思うんですが、甲子園と高校日本代表の試合のベンチの様子は全然、違います。国際大会では、ブルペンも見られるので、迫力もありますし、ベンチでこんなに一体感があるのかと感じます。願望としては、ベンチの映像をずっと見ていたい(笑)。中継のスタッフにお願いしたいくらいです」

 甲子園の決勝から約2週間が経過した。久しぶりに見た球児たちの顔つきははっきりと変わっていたことがわかった

「大人になったように見えます。選手同士の声の掛け方もそうですし、こんなに堂々と貫禄が出てくるのかと思いました。国際大会の緊張感をどう乗り越えているのか、伝えたいと思ってきました。でも、前向きな姿勢、ピンチを迎えてもみんなで補いながら、なんとかしようとする気持ちが感じられました。その先の未来も楽しみ。みんな輝きがありました」

 これからも近くで、彼女にしかできない形で高校球児のありのままの姿を伝えていく。そして、今や甲子園だけなく、表情と感情の移り行く未来も届けていく。

ヒロド歩美(ひろど・あゆみ)1991年10月25日、兵庫県宝塚市出身の27歳。2016年からABCテレビ女性アナウンサーとして初の「熱闘甲子園」キャスターを務める。今回の取材の様子は、9月5日(木) 「キャスト」(月~金 午後3時50分~ ABCテレビ)、7日(土) スーパーラウンド日本戦生中継(テレビ朝日系列地上波)、8日(日)「 サンデーLIVE!!」(一部地域を除き日曜午前5時50分~、ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット) 、10月放送予定「GET SPORTS」(※一部地域を除く)で放送予定。

インスタグラム(@hirodo_ayumi)。

【写真集】雨の中で選手を見守る姿やポーズを決める姿も…ヒロド歩美さんギャラリー

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