日本ハム清宮、連敗止める一発に込められた思い「震災から1年。何としても勝ちたい」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】

「6番・DH」で先発し、5回にリードを広げる6号2ランを放つ

■日本ハム 6-2 オリックス(6日・札幌ドーム)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が6日、本拠地オリックス戦で6号2ランを放ち、連敗ストップ&最下位脱出に貢献した。

「6番・DH」で先発すると、3点リードで迎えた5回二死一塁で回ってきた第3打席に待望の一発が飛び出した。カウント2-1からオリックスの先発・山岡の131キロのスライダーを捉えた打球は、きれいな弧を描いて右翼席へ。「入るか分からなかったですが、久々に出て良かったです。いい形で打てました」と、8月22日西武戦(メットライフD)以来となるアーチに納得の笑みを浮かべた。

 直前の嫌な流れを一振りで変えた。一死一、二塁で5番の渡辺諒内野手が初球バントの構えからバットを引くと判定はストライク。帰塁が遅れた二走の近藤健介外野手が捕手からのけん制で刺され、好機を潰していた。「そういう流れに左右されず、しっかり自分のリズムで打つことができました」と、集中力を切らすことなくバットを振り切った。

 どうしても負けられない日だった。ちょうど1年前に北海道胆振東部地震が発生。「震災発生から1年が経ったこの日に、なんとしても勝ちたいという思いがあるので、打てて凄く良かったです」と試合中にコメントしていた。

 その思いは、2回の第1打席でも結果に現れた。ショートの頭上をライナーを抜く痛烈な二塁打で突破口を開き、西川遥輝外野手の先制3点適時三塁打で生還した。「先頭だったので何とか塁に出たいという思いがありました。いいところに飛んでくれました」。これまで10打数4安打と相性の良い山岡から自身4試合13打席ぶりの安打を放って勢いづいた。

 栗山英樹監督は「今日のバッティング練習でしっかり振ろうというのがあった。こういうことが予想できる雰囲気があった」と清宮の打撃を評価した。指揮官の予想が見事的中し、8連敗と苦しんでいたチームが息を吹き返した。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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