【U-18W杯】侍J正捕手が振り返る最強投手陣 奥川は「精度が良い」佐々木は「全部が凄い」

正捕手として好守に侍ジャパンU-18代表を支えた明石商・水上桂【写真:荒川祐史】
正捕手として好守に侍ジャパンU-18代表を支えた明石商・水上桂【写真:荒川祐史】

今大会で8試合中7試合にマスクを被り、本塁打もマークした水上

 韓国・機張(きじゃん)で開催された「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)で5位に終わった野球日本代表「侍ジャパン」高校代表。悔しい結果となったが試合を重ねるごとに日本の正捕手として成長を遂げた水上桂捕手(明石商)が“最強投手陣”について振り返った。

 今大会、ミスでの失点はあったものの、日本の投手陣は前評判どおりのパフォーマンスを見せた。全8試合中7試合にマスクを被りオープニングラウンドのパナマ戦では1号ソロを放つなど攻守に活躍を見せたのが水上だった。

 捕手としても多彩な投手陣をリードし「意識の高い、レベルの高い選手たちと一緒にできて、とても楽しかった」と振り返った。目標だった世界一には届かなかったが「この経験を生かして成長したい」と口にした。

 全国から集結したエース級の投手たちのボールを肌で感じた水上。今大会を振り返り、日本の投手陣の印象を問われると、左腕・宮城(興南)の名を挙げ「中学からU15に入っていて凄いピッチャーだなと思っていた。一回組んでみたいなと思っていた。やっぱり凄い球投げるなって」と笑顔を見せた。

 その他にも林(近江)は「チェンジアップを一回受けて見たかった。試合でも受けてみて、このチェンジアップは打たれないなと」と、伝家の宝刀を肌で感じ、ブルペンで投球を受けた奥川(星稜)には「ストレート、変化球の精度がとても良い。スライダーが狙ったところに来るっていうか、キレも曲がりの大きさもよかった」と語った。

 そして最後は韓国戦でバッテリーを組んだ佐々木(大船渡)の名前を挙げた。直球、スライダーなど規格外のポテンシャルを誇る右腕には「凄いっす。全部が凄いです(笑)」と呆れる程だった。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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