侍U-18代表、台風余波で9日の帰国を断念 韓国で延泊、10時間待ったあげく欠航…

侍ジャパンU-18代表の大船渡・佐々木朗希(左)と星稜・奥川恭伸【写真:荒川祐史】
侍ジャパンU-18代表の大船渡・佐々木朗希(左)と星稜・奥川恭伸【写真:荒川祐史】

一時は出発見込みのアナウンスに歓喜も…10日の便での帰国を決断、便は欠航に

「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(韓国・機張)を戦った「侍ジャパン」高校日本代表は9日、台風15号の影響で帰国が延期となった。搭乗予定の機体が成田空港から到着せずに、韓国・釜山の空港で9時間以上待機。一時、出発の見込みがたったとアナウンスされたものの、チームは9日の帰国を断念して韓国で延泊することを決定。その後、搭乗予定だった便の欠航が発表された。

 14時の便で帰国するため、11時すぎに韓国・釜山の金海国際空港に到着した侍ジャパン。だが、台風の影響で利用する便が成田空港を出発できず、搭乗ゲートの前で待ちぼうけとなった。佐々木朗希投手や奥川恭伸投手ら選手たちは買い物やスマートフォンでのゲームなど様々な方法で時間を潰した。

 18時過ぎには、約8時間遅れの22時に出発する見込みとなったことがアナウンスされ、選手たちは歓喜。その瞬間、佐々木は奥川に抱きついて大喜びした。選手にはミールクーポンが配布され、食事などを済ませて到着便を待ったが、飛行機は来ず。チームは搭乗予定だった便で帰国することを断念。釜山の空港が閉まる時間が迫ってきてしまったため、10日の便で戻ることを決断した。その後、便は欠航となった。

 一時は明るさを取り戻していた選手たちも、“悲報”を受けて暗い表情に。大会中から雨に泣かされた侍ジャパン。この日、成田空港で予定されていた会見は中止に。スタッフは帰国後の選手の宿泊先を手配するなど対応に追われていたが、“仕切り直し”となった。

(Full-Count編集部)

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