大谷、なぜシーズン終了待たず手術? 来季開幕からの“二刀流”復活見据えて決断
大谷は14日にロサンゼルス市内の病院で「分裂膝蓋骨」の手術を受ける
12日(日本時間13日)にエンゼルスから突如発表された大谷翔平投手の左膝手術。「分裂膝蓋骨」の処置を行うための手術で全治までは術後8週間から12週間を要する見込みだ。これにより大谷の今季の戦いは終了。14日にロサンゼルス市内の病院で手術を受け、来季に向けてリハビリを行なっていくことになる。
15試合を残した段階で、手術に踏み切ることになったのは何故か。プレーオフ進出の可能性が消滅したことはもちろん、電話会見でビリー・エプラーGMはその理由を明かしている。
「トミー・ジョン手術のリハビリが完了してからも考えましたが、今回の手術を担当するエラトラッシュ医師とブライアン・ショルツ医師に相談し、ショウヘイとメディカルスタッフとも話し合い、投球を進める上で影響がないように、今手術を受けた方がいいと考えました」
今季、打者としての出場を続けながら、投手としてのリハビリを並行して進めてきた大谷。キャッチボールの強度を上げ、ブルペンでの投球練習も重ねてきた。徐々に出力を上げる中で患部に違和感を抱えた。10月には打者相手に投球するプランもあった。肘のリハビリプログラムを終えた上で、膝の手術を受けることもできたが、投球の強度を上げる上での影響を懸念し、このタイミングでの手術に踏み切った。最終的には11日(同12日)のインディアンス戦前に大谷自身が決断した。