大谷、なぜシーズン終了待たず手術? 来季開幕からの“二刀流”復活見据えて決断
投手復帰の目処は…「10週間後くらいにマウンドに戻れることを望んでいる」
全治8週間から12週間ということで早ければ11月半ば、遅くとも12月半ばには回復する。エプラーGMは「一時的に投球はできなくなりますが、2?3週間で再開できるようになると思います。手術後にもっと分かるようになりますが、2?3週間後から、ゆっくりと進めていき、現時点では全て推定ですが、10週間後くらいにマウンドに戻れることを望んでいます」と見通しを語っており、12月にはマウンドでの投球練習を再開できる見込みだ。
昨オフに受けたトミー・ジョン手術の影響で今季は打者に専念してきた大谷。2020年を目指してきた“二刀流”の復活に影響はないのか。同GMはこの点についても「12月初旬までに投球プログラムを完了し、休む期間を与え、2020年に入ることを考えている」と明かしており影響はないよう。スプリングトレーニングには万全の状態で臨めそうだ。
バッティング面に関しては「その期間(術後8週間から12週間)後にすぐに許可が出ると思いますが、その頃はトミー・ジョン手術のリハビリに注力しています」とエプラーGM。術後は投球面のリハビリを最優先に取り組むプランにしており「(打撃再開は)12月か1月の予定です」と語っている。
ファンにとっては寝耳に水のタイミングで大谷の2019年シーズンは終わることになってしまったが、それも“二刀流”復活を目指す2020年を見据えた上での決断。万全の状態で、マウンドで、そしてバッターボックスで暴れまわる大谷の姿に期待したい。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)