ダルビッシュ、圧巻14三振にも「いい状態じゃなかった」200Kは「1年投げているということ」

敵地でのパドレス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
敵地でのパドレス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

6回2安打14奪三振無失点で今季6勝目をマーク

■カブス 4-1 パドレス(日本時間13日・サンディエゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手が12日(日本時間13日)、敵地パドレス戦で先発し、今季6勝目をマークした。今季29試合目の先発マウンドに上がると、序盤から“奪三振ショー”を展開。6回を投げて18個のアウトのうち14個を三振で奪う圧巻の投球で勝利投手となった。

 初回を3者凡退に打ち取り、勢いに乗った。2回はパドレスの中軸を3者連続三振。3回に初安打を許したが、難なく無失点に切り抜けると、4回1死から5回2死にかけても3者連続三振。5回は2つの四球を与えこそしたものの、3つのアウト全てを三振で奪った。

 6回には先頭のガルシアに三塁打を浴びたが、そこから驚異の3者連続三振。得点を与えずに6回を投げ切り、2安打14奪三振無失点の快投でリリーフに繋いだ。圧巻の投球にも、試合後は「そんなにこの4日間はいい状態じゃなかったけど、なんとかまとめられた。今日はフォームに関してはずっとしっくりきていなかった」と、調子は良くなかったと振り返った。

 この試合まで190奪三振を奪っていたダルビッシュ。5回の2アウト目を奪ったこの日10個目の三振で2年ぶりにシーズン200奪三振に到達。「三振の数というより、200個超えているということは1年間だいたい投げているということだと思うんで、今のところはいいかなと思います」。200奪三振は自身4度目で野茂英雄氏に並ぶ日本人最多タイ記録となった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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